【コンセプトを意識したデザイン〜海・波】
弊社はビスポーク製品(特注品)で製作できるデザインの幅が広がっており、数年前よりはるかに実現できることが多くなっております。空間デザインのイメージやコンセプトは空間の仕上げを左右する大事なところだと感じています。
コンセプトのデザインを表現するために、弊社がやれることは2点。デザイナーより完成のイメージを聞くこと。次にイメージに合うように提案することです。
海や波を演出
照明の当て方によっても雰囲気やデザインのイメージが大きく変わります。


パネルを横に使い上部から光を当てるとうねりの綺麗な陰影が浮かび上がります。

アートパネルでもコンセプトは大事
単調の彫り込みはランダムにする以外でも表現ができます。色を柄をグラデーションに仕上げることで、海の奥行き感を感じることができます。
沖縄の案件で使用していただきました。
↓のイメージはPinterestからイメージいただき、実現してみました。

水平線が続き、色が変わっているデザインイメージです。
(参考のサンプルで実際は1,000を超えるスケールのアートパネルを納品しました)

エメラルドグリーンの海です。

微妙なニュアンスの色に仕上げることができました。
(参考のサンプルで実際は1,000を超えるスケールのアートパネルを納品しました)

納品前の塗装中の写真です。トルネドランダムのデザインにグラデーションの色で塗装した事例です。
(参考のサンプルで実際は1,00を超えるスケールのアートパネルを納品しました)

大きなサイズでリピートしない波のイメージ
トルネドランダム(特注品)は8枚が縦と横にリピートするデザインになります。使う面のスケールに合わせて、展開図と3DCGを提出しています。

通常の既製品にあるトルネドと比較しても違いがはっきりとわかると思います。

海や波の表現ができている特注使用のトルネドランダムがいいよね、って話ではなく、使い方の問題です。
トルネドランダムは3,000ミリと3,000ミリ。高さ500ミリを4段を合わせて6,000ミリと2,000ミリでリピートにしています。当然狭い箇所やでも使用しても問題はないのですが、狭い箇所に使うと、動きがある海や波を表現するというイメージのコンセプトだと単純に勿体ないと感じます。
当然プロジェクトには予算がありますが、ただ既製品を使った方がコストが安い!というのは十分わかりますが、使いたい面に合わせて海や波のイメージを落とし込むというデザインのディテールにこだわるともっとクオリティーが上がる気がします。
また、デザイナーはあまりやらない手法ですが、デザインパネルは全部彫り込まなくても成立するデザインとして落とし込めます。

海や波の表現はまだまだたくさんありますので、今後もまたご紹介していきます。