ジョイントについて知っておいたほうがいいこと
デザインパネルのジョイントは、基本的に柄が合うように設計しています。大きな面での使用だと、物理的にジョイントは必ず発生します。
「ジョイント箇所を綺麗に納めたい!」とのリクエストも多いので、今回はジョイントについて触れてみます。
考え方は大きくわけて選択肢はふたつ
・施工後にパテ処理して塗装する
・塗装して施工する
塗装を施工の前か後にやるか、です。
施工後にパテ処理して塗装する方法
ジョイント箇所は柄が合いますが、ジョイントが発生しない、ということではありません。
柄は綺麗に繋がり、下地(PB)の不陸がなければほぼ誤差なく、綺麗に高さ関係も合うように設計しております。パテ処理して、塗装すれば綺麗に一枚もので壁面を演出することができます。



これらの例の共通点として、現場でパテ処理して現場塗装仕上げです。
弊社ではパネルを納品までをおこなう仕事で、施工は施工業者さまへバトンタッチします。施工方法など記載した弊社の図面どおりに施工していただくという流れです。
職人さんのレベル
しかし、このジョイントに対して共有の課題があります。それは塗装される職人さんのレベルの差が出るということです。
通常、弊社のデザインパネルはプラスターボードのように面の角にテーパーかかっているわけではなく、そのままの突き合わせによる施工が一般的です。そうなると、突き合わせたパネルの上よりパテ処理は、シゴキパテと呼ばれますが、パテを刷り込み、ペーパーを当て綺麗にならす。という方法になります。しかし、先程お伝えした塗装される職人さんによって綺麗にパテ処理をおこなってもらえるか、そうでないかで仕上がりの出来が変わってくるのです。
建物は揺れる
ほかにもどんな建物共有ですが、パテ処理を綺麗におこなった壁面でも、湿気や経年劣化でパテ処理箇所にクラックが生じるケースは必ず起き、また地震などで建物が揺れ、壁のクラックは自然に起きてしまいます。
綺麗に仕上がったはずが、早ければ半年、数年でパネルジョイントが綺麗にクラックしている案件も少なく有りません。

では、ほんとうにシームレスが一番きれいな納めたかなのか?という疑問が湧いてきます。
塗装して施工する
仕上げ塗装後に施工するため、現場でできないウレタン仕上げや水性仕上げでできない艶出し、特殊塗装が可能です。


ジョイントの位置はわかりますが、空間デザインのクオリティーを下げるほど悪いとは思いません。
仕上げ方法によってもジョイントの考え方は変わり、いろんな手法があるので、ジョイントの件でおなやみの際はお知らせしていただけると的確なアドバイスもできますので、お問い合わせください。