デザインのスケールを意識する

2020/9/7

使用するサイズ感や用途によってデザインのスケールを調整できます。

デザインの凹凸を作るのは、型押しや型で固めるといったことを言われるデザイナーさんが多いですが、弊社のパネルは刃物による加工切削で出来上がります。

そのためには、どのようなデザインにするかのデータ作成、俗言うプログラミングをおこないます。刃物によって出来上がる凸凹のスケール感が異なるので、あからじめ出来上がりを想定し制作していきます。

写真は、弊社の東京事務所にある特注で製作した什器の引き出しです。
ホワイトオークの無垢材に小さいスケールの加工をほどこしております。

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なぜすでにある規制品のデザインを採用しなかった理由は、什器の引き出しのスケールとデザインパネルのスケール感がアンバランスになるからです。

せっかくつくるなら、サイズ感とマッチしたデザインが必要なのです。


意識するのはスケール感と凹凸感

デザインのスケール感を変えれることで、使用する壁面のパネルやアートパネルなどのスケールに合わせることができます。
ただ「小さい方が繊細そう」「既製品よりも大きいほうがいい」ではなく、空間デザインに使われる際に、その空間の大きさや縦や横のサイズ感も考え一番理想な凹凸で製作ができます。

またサンプルサイズ(300mm×300mm)の時に見えた時と実際のパネルにしてみた際に雰囲気が変わって見えることもあるので注意が必要です。
アートのサイズで既製品のスケール感は大きすぎる、大きな面で小さいスケールだと細かすぎてわかりにくい、といったことです。

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使用するスケール感でシミュレーション

デザインをオーダーして納品するまでわからないような仕事ではデザイナーは、一生決めることができません。

「イメージと違った」などと言ったことがないように、弊社では納品するサイズ感でシミュレーションして確認していただきます。

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合わせて手元にサンプルがある状態だとイメージしやすいです。なので、デザインのスケール感の相談から、サンプル依頼、納品するサイズでのシミュレーションまでセットでご提案するのが最近の流れとなっています。