【ツキ板が出来上がるまで】
シート品が多くなっており、ツキ板ってどう作られているのかを知らない方も多いので、今回は、ツキ板が出来上がるまでの工程をまとめてみました。
ここにも少し書いております。⇩
note【2021年の新製品・新企画のご案内】と【2020年を振り返る】
ツキ板は天然のものです。
丸太から製材し、薄く加工されて乾燥を得て完成していきます。


皮をむく作業
節などをよけて製材するために皮をむき目視で確認します。

長さをカット

丸太を割る作業
製材の中でもっとも重要な場面です。



フリッチと呼ばれる形にします


ツキ板には厚みが複数あります。
弊社では0.2ミリを使用します。
よく、鰹節を削る作業として説明します。



0.2ミリにスライスしたツキ板を乾燥させています。
乾燥しすぎると、アテ(ツキ板が凸凹になる)になったり、乾燥が甘いとシミの原因になります。


乾燥したツキ板は、束ねられて完成します。



使うパネルのサイズで裁断します。



素材(写真はダイライト)に、ボンドをつけ、一枚づつ手で並べます。ツキ板とツキ板との間に隙間が発生しないように貼り加工をしていきます。


仕上げ塗装をおこない完成後、納品いたします。
化粧板や、和紙に貼ることで凹凸の面に貼ることもできます。
リブの練付動画 リブ+ツキ板練付作業風景


丸太からスライス、貼り加工まで写真で掲載しましたが、完成するまでに時間がかかります。そしてツキ板はひとつひとつ木目や色、硬さなどに違うためシートのように単純ではありません。貼り方、他の樹種との組み合わせ、染色塗装などができるため、面白い素材です。
ツキ板に関して、ご興味がある方、弊社は株式会社エレガントウッドコーポレーションのグループ会社で、ツキ板の企画販売の石井商店があります。

在庫数、他社が持っていない変わってるツキ板もあるのでご興味がありましたらぜひお問い合わせください。