パサール三芳

Designer's Voice | エイムクリエイツ 若狭学氏

デザインは「三芳の杜」をコンセプトに、環境に深く配慮し心地良さを体感できる自然と調和したデザインを考えた。全体を面で感じる天井などは木の目や特性を生かしナチャラル感を自然に感じられるアニグレを選定し下がり壁などポイントとしての場所はダイナミックなビスポーク対応の石膏パターンでアピールした。結果、高いクオリティーを感じさせメリハリのついた調和の取れたサービスエリアが完成した。

ElegantWood | 石井馨一

エコ関連を取り組みを重点に置く関越自動車道三芳PAは、東日本最大規模のサービスエリアです。 物件の打ち合わせ当初、663㎡の大半を占める天井に天然の木を使用したいとお聞きしました。 大きな天井面をナチュナル感と自然な風合いが魅力なアニグレのグレード感と天井面全体が繋がる木目合わせに焦点を置きました。 大きな面を占めるアニグレの不燃パネルは、創造以上の迫力と存在感を感じられる印象を持ち、幾度も現場とデザイナーに足を運び、プロジェクトに参加させて頂いたことに、改めて喜びを感じました。 木目を合わせ、全体が繋がったように見せることに焦点を置いた製作方法は、細部にわたる実際に使用するツキ板の把握です。ツキ板は天然の産物なので、長さ、巾、色合い、木目の構成、枚数やフシや曲がりの特徴がひとつひとつ異なってきます。実際に進行している物件に使えるツキ板なのか、色合いや長さ、使用㎡数は足りるのか。等など、規格品で巾や色合い、サンプル帳を開けば同じ物がくるシートと異なり、本物が持つ質感や人工的でないナチュラル感、天然木の高級感が天然木ツキ板の魅力を引き出す為に、選択される要因になってきます。 大きな面を占めるアニグレが空間の雰囲気を変えてしまうといっても、今回の場合は言い過ぎではなく思い、アニグレのご提案のために木目を選別する作業には時間を頂きました。

設計:エイムクリエイツ
製品:NAGURI ビスポークによるパネル
業種:共用空間